世界の進化を加速する 日立エレベーター

日立は90年におよぶエレベーター開発の歴史の中で、常に一歩先の未来を見据え、都市の高層化、高機能化を実現するため、エレベーターの開発力で時代をリードしてきました。その技術のあゆみや、安全・安心・快適への取り組みをご紹介します。

日立昇降機の技術開発

未来を見据え、次世代の安全、安心、快適を創り出す研究開発。水戸事業所をグローバルマザー拠点として、世界トップクラスの高さを誇るエレベーター研究塔G1TOWERを中心に、緻密なシミュレーションと、実機を使った試験が日々繰り返されています。こうして開発された先進の技術は、お客さまにさらなる安全・安心・快適をご提供するため、これからの日立のエレベーターづくりに生かされます。

世界トップクラス(213m)の高さを誇るエレベーター研究塔 G1TOWER 213m

分速1260mは、富士山頂3776mまで約3分で到達する速さ

  • 本内容は分速1,260mのスピードを表現したイメージであり、実際とは異なります。

1,260m/minを支える技術

超高速エレベーターの技術を、社会のために──。2017年6月、日立は中国・広州市に建設中の超高層複合ビル「広州周大福金融中心」に納入する超高速エレベーターの速度試験において、分速1,260m(時速75.6km)の世界最高速を計測しました。地上1階から95階までの440mを42秒で到達する、この超高速エレベーター開発で培った技術を、日立の昇降機全体のボトムアップにつなげ、さらなる安全・安心・快適なエレベーターづくりへと反映させていきます。

  • 2017年11月現在。当社調べ

騒音を軽減する流線型カプセル構造

1,260m/minを支える技術 流線型カプセル構造

騒音を軽減する流線型カプセル構造

高速走行で起こる気流の乱れをコントロール。かごの外に生じる騒音を減らして静粛性を実現します。

強くて軽いロープ

1,260m/minを支える技術 ロープ

強くて軽いロープ

超高層ビルに収められるエレベーターは、ロープの長さが非常に長くなり、重さが巻上機に負担をかけます。そこで新たに強度の高い素材を採用し、約30%の軽量化に成功。巻上機への負担を抑えることで、速さに貢献しています。

万が一の時もかごを安全に止める非常止め装置

1,260m/minを支える技術 非常止め装置

万が一の時もかごを安全に止める非常止め装置

万が一、急スピードで降下しても、摩擦により発生する高熱に耐えられる制動装置を開発しました。

揺れを抑えるアクティブガイドローラー

1,260m/minを支える技術 アクティブガイドローラー

揺れを抑えるアクティブガイドローラー

かごの振動を検知すると、アクティブガイドローラーで揺れをコントロールし、人が不快に感じないほどの揺れに抑えることができます。

日立グループのシナジー

日立グループが展開する数多くの事業を通じて蓄積された豊富な経験・ノウハウを、昇降機の製品開発に活かしています。

流線型のフォルムは高速鉄道開発で培った技術が生かされています。

高速鉄道の車両デザインで培った流体解析技術を活用し、騒音を低減する流線型のカプセル構造を開発しました。

縮尺模型を用いた風洞実験

1/12縮尺かご模型から発生する空力音を評価し、流線型カプセルの騒音低減効果を確認。

なめらかな加減速は鉄鋼プラントの技術が生かされています。

なめらかで均一の厚みの鉄をつくる圧延機の制御技術を活用し、巻上機のモーターの回転ムラを防ぐことで、なめらかな加速・減速を実現し乗り心地を向上しています。

グローバルネットワーク

世界の都市でビルの高層化が進む中、日立は高品質な昇降機を皆様にお届けするため、アジア、中東、ヨーロッパなどに拠点拡大を進めています。

拠点

納入事例

日立の昇降機は世界各地のビルやショッピングモール、空港、駅などで活躍しています。

  • Shanghai World Financial Center

    中国、上海

  • Park Hotel Alexandra

    シンガポール

  • Al Hamra Tower

    クウェート、クウェートシティ

  • Al Othman Office Tower & Kempinski Al Othman Hotel

    サウジアラビア、ダンマン

  • The Gramercy Residences

    フィリピン、マカティ市

  • Sedona Hotel Yangon

    ミャンマー、ヤンゴン

  • Hang Seng Management College

    中国、香港

  • Phuket International Airport

    タイ、プーケット

  • JW Marriott Mumbai Sahar

    インド、ムンバイ

人財育成

メンテナンスサービスの要となる優秀な“人”を育てるために、日立では中核となる4か所の教育拠点と各国の拠点が連携し、エレベーター・エスカレーターの実機による研修や、施工・保守・保全といった、さまざまな技術・技能教育を実施しています。

  • グローバル研修センター(日本)

  • 訓練の様子(エスカレーター)

  • 広州研修センター(中国)

    上海研修センター(中国)

  • アジアトレーニングセンター(タイ)

  • 座学の様子

  • 訓練の様子(エレベーター)

日立昇降機のあゆみ

日立はエレベーターの開発を開始した1920年から、90年におよぶ歴史の中で、常に一歩先の未来を見据え、都市の高層化、高機能化を実現するため、エレベーターの開発力で時代をリードしてきました。「日本一、そして世界一のエレベーターをつくる」という開拓者精神は、日立技術者の心の中に脈々と受け継がれています。

Year Speed Description
1920 亀戸工場(東京)でエレベーターの研究に着手
1964 300 m/min 日本初の超高層ビルにエレベーター(300m/min)納入
1993 810 m/min 世界最高速810m/minエレベーター開発
2016 1,200 m/min 超高速エレベーターが分速1,200mの世界最高速を達成
2017 1,260 m/min 分速1,260mの世界最高速を計測