写真左:日立の 田畑 義之
写真右:受賞式の様子(左から日立の田畑と今回の他の受賞者 Carol Valencia 氏、Dylan Page 氏、Brandt Keller 氏)
2026年4月27日
AIやクラウドネイティブ分野におけるセキュリティの標準化を主導的に進めた取り組みが評価
このたび、日立のOSPO(Open Source Program Office)のチーフOSSコンサルタントである田畑 義之(たばた よしゆき)が、クラウドネイティブ技術の開発や普及をリードする Cloud Native Computing Foundation(以下、CNCF*1)が主催する CNCF Community Awards*2 において、「TAGGIE賞(The TAGGIE)*3」を受賞した。本受賞は、テクニカルリーダーとして、AIやクラウドネイティブ分野におけるセキュリティの国際的な標準化をグローバルでけん引するとともに、CNCFコミュニティの発展に貢献してきた点が高く評価されたものである。
田畑は、CNCFのセキュリティとコンプライアンスの技術アドバイザリーグループである TAG Security and Compliance*4 のTech Lead*5 を2025年から務め、専門的な知見を生かし、セキュリティの標準化活動を主導してきた。具体的には、アプリケーションやデータへのアクセスを安全に管理するための仕組みであるIAM*6 (Identity and Access Management)のホワイトペーパー策定、APAC地域におけるセキュリティコミュニティの形成、Keycloak*7 を中心とした認証・認可技術を安全なAI活用に適用するユースケースの普及を進めてきた点が評価され、今回の受賞に至った。
今回の受賞で評価された認証・認可などの技術は、AIが自律的に判断・動作する Agentic AI の信頼性を確保し、その社会実装を加速する上で不可欠なものである。日立は、この重要技術の普及と標準化をさらに進めるため、2026年3月に日本企業で初めて、Agentic AI の標準化を推進する Agentic AI Foundation(以下、AAIF)に加入した*8。今後、日立はAAIFでの活動などを通して、最先端のセキュリティ技術をグローバルに発展させるとともに、世界中のパートナーと安全なAI活用のユースケースを拡充していく。さらにその成果を、AIで社会インフラを革新する日立の次世代ソリューション群「HMAX by Hitachi」*9 (以下、HMAX)にも生かすことで、安全な社会インフラの実現に貢献していく。
*1: CNCF: Kubernetes®などのクラウドネイティブ向けOSS技術の推進を目的に、2015年に The Linux Foundation 傘下に設立された非営利団体
*2: CNCF Community Awards: https://github.com/cncf/awards?tab=readme-ov-file#cncf-community-awards
*3: TAGGIE 賞: CNCFの技術アドバイザリーグループであるTAG(Technical Advisory Group)の発展に最も貢献した人物に贈られるもの
*4: TAG Security and Compliance: https://tag-security.cncf.io/
*5: Tech Lead: 関連する規制や業界標準への準拠を確保しながら、セキュリティおよびコンプライアンス分野における既存の国際標準やベストプラ
クティスの整理・活用に関する技術的な議論を主導するとともに、コミュニティ全体におけるセキュリティに関する共通理解の醸成を推進する重
要な役割を担う
*6: IAM: アプリケーションやデータへのアクセスを安全に管理するためのID管理やアクセス管理の仕組み
*7: Keycloak: IAMを実現するOSS
*8: お知らせ“日立、日本企業で初めて Agentic AI Foundation に加入し、AIのアクセス権限管理の標準化を支援”(2026年3月10日)
AAIF: https://aaif.io/
*9: ニュースリリース“日立、グローバルであらゆる業界に向けてHMAXを展開し社会イノベーションを加速”(2026年1月6日)
田畑の最近の取り組みとして、本年3月オランダ・アムステルダムで開催されたクラウドネイティブ技術者やユーザー企業が一堂に会するグローバル最大のイベント「KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026」にて、AI活用が進むクラウドネイティブ環境におけるセキュリティをテーマに講演した*10。
本講演では、複数のドメインにまたがるクラウドネイティブ環境において、AIやワークロードが安全にデータやサービスへアクセスするための標準的かつ実践的な認証・認可の考え方を解説した。こうしたグローバルでの普及活動を通じ、AIやクラウドネイティブ技術の発展に尽力している。
「KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026」での講演の様子
株式会社日立製作所 AI&ソフトウェアサービスビジネスユニット Hitachi OSPO チーフOSSコンサルタント
2017年~:
2019年:
2023年:
2024年:
2025年:
2026年:
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