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Hitachi Global

ガバナンス、リソース

日立グループ全体における情報セキュリティ、ITコンプライアンスと事業継続性を確保するため、IT統制の強化に取り組んでいます。

また、ITリソースの再配置、人財育成、多様な人財の確保などを加速し、IT人財のグローバル化を進めています。

グローバルIT人財マネジメント

日立グループのグローバル事業拡大に向け、ITで貢献する能力を有する人財を育成し、IT人財ポートフォリオを変革します。

働きやすい職場で業務効率を向上することで、従業員のエンゲージメント向上を図り、各個人の育成促進、スキル向上などにも取り組んでいます。

コーポレートIT部門のグローバル対応人財比率

74 %

2024年度 実績値

グローバル対応人財: IT人財ポートフォリオにおけるレベル1~4に該当する人財

IT人財ポートフォリオの変革


グローバルトップレベルのIT部門をめざして、デジタル人財を含むグローバルIT人財の獲得と育成、技術・スキルの向上に努めています。具体的には、日立グループのグローバル事業拡大にあわせ、IT人財のTo-Be像を描き、IT人財ポートフォリオの見直しとそれに向けたキャリアパス支援、技術力・スキルの強化を推進しています。また、最新技術である生成AI※1の業務適用プロジェクトなどを通じて、高度なIT・DX人財を育成しています。さらに、国内で勤務する従業員のグローバルITプロジェクト参画を通して、さらなるグローバル対応力の強化を図ります。2023年度からはグローバルITタレントデベロップメント推進チーム(GITD)を立ち上げ、グローバル人財のOJTとOFF-JTの両面から育成計画の具現化を推進しています。取り組みの一つの成果として、これまで従業員個々人についてグローバルレベルを判定してきましたが、毎年、レベルアップする人員を目標以上に増やしてきています。

従業員エンゲージメントの向上


働きやすい職場で効率よく業務を進め高い成果を出していくことで、従業員エンゲージメントの向上を図っていきます。具体的な取り組みとして、従業員の業務効率化やモチベーションアップを図るとともに、職場内のコミュニケーション向上施策や職場・設備の整備により職場環境の改善に取り組んでいます。業務の効率化では、生成AIを活用した業務効率化ツールを提供し、その活用度を従業員全員で競うコンテストを実施することで、生成AI活用を促進しました。コミュニケーション向上では、従来から継続して上司と部下の1対1のコミュニケーション(1on1)の浸透を呼びかけています。2024年度は支援ツールやマニュアルのイントラ掲載などを実施することで、1on1の実施率を向上させるとともに、1on1実施による部下の満足度向上を実現しました。職場環境の改善では職場全体レクリエーションによる職場や業務を超えたコミュニケーションの場を設け一体感の醸成を図るとともに、働きやすい職場環境に向け、従業員からの意見を目安箱として収集し改善を図る取り組みも継続しています。

※1 AI: Artificial Intelligence(人工知能)