アセット、オペレーション
IT資産のクラウド移行、共通化、断捨離を推進し、オペレーションの集約化を実施することで、適切なITコスト比率、迅速なサービス提供、さらなる堅牢化、カーボンニュートラルを実現します。
IT資産の軽量化・コスト最適化
日立グループのIT資産の可視化を進め、レガシーIT※1の断捨離、デジタル経営基盤への集約と統合を通じて、IT資産の軽量化を実現します。
日立グループ全体のIT運用費の最適化を図りつつ、変革と成長に向けた投資を拡大し、ビジネス価値の向上に貢献していきます。
IT資産の軽量化
日立グループでは、IT資産の運用効率向上と全体最適化をめざし、グループ全体でIT資産の可視化に取り組んでいます。そして、このデータを活用して、重複投資の回避、レガシーITの断捨離・モダナイズなどを図り、IT資産の軽量化を進めています。新IT3ヵ年計画では、コーポレートガバナンスを一層強化し、各社が独自に保有・運用しているIT資産をデジタル経営基盤へと集約・統合していく方針です。また、コーポレート部門が各社のIT資産保有状況を定期的にモニタリングし、日立グループ全体の最適化に向けてPDCAサイクルを実行していきます。

ITコストの最適化
これまで、定常的なIT運営にかかる費用や維持管理に必要なIT運用費を削減しつつ、成長に向けたIT投資を進めてきました。新IT3ヵ年計画では、売上高に対するIT運用費比率と、変革・成長に向けた投資比率をKPIとして設定します。目標KPI達成に向けて、コーポレート部門が定期的に各社の実態を把握・分析し、フィードバックを行い、目標とのギャップがあった場合には、是正していきます。これらの活動を通じて、IT運用費を適正な水準に維持しつつ、IT投資を通じて経営や事業の変革・成長に貢献し、従業員のエンゲージメント向上を実現していきます。

※1 レガシーIT: 過去の技術や仕組みで構築された、複雑化/老朽化したITシステムやアプリケーション