2025年5月9日
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
日立GEニュークリア・エナジー株式会社(以下、日立GEニュークリア・エナジー)*1は、カナダ・オンタリオ州営電力会社であるオンタリオ・パワー・ジェネレーション(以下、OPG)が推進している小型モジュール炉(以下、SMR)*24基の建設プロジェクト「ダーリントン新原子力発電所プロジェクト(以下、DNNP*3)」の初号機向けに、パートナーであるGE ベルノバ日立ニュークリアエナジー(以下、GEベルノバ日立)と連携し、原子炉の主要機器を提供します。
DNNPは北米初のSMRプロジェクトであり、OPGは2025年5月8日にGEベルノバ日立と日立GEニュークリア・エナジーが共同で開発を進めている小型軽水炉*4「BWRX-300」の建設開始を発表しました。BWRX-300は安全性をさらに高め、経済性を向上した原子炉であり、日立GEニュークリア・エナジーも設計に参画しています。
当社は、BWRX-300の主要機器であるRIN*5(炉内構造物)、FMCRD*6(改良型制御棒駆動機構)、HCU*7(制御棒駆動水圧ユニット)を提供します。これらは原子炉の機能および安全上重要な機器であり、当社はBWR*8およびABWR*9において豊富な納入実績を有しています。
日立GEニュークリア・エナジーのSVP兼原子力国際技術本部長である森脇正直は、「この先駆的なプロジェクトに貢献できることを誇りに思います。当社は、BWRにおける豊富な経験および確かな技術力により、ダーリントン新原子力発電所プロジェクトの成功を支援してまいります。OPGおよびGEベルノバ日立と共に先進的なSMRを実現することを楽しみにしています。」と述べています。
当社は今回のDNNP初号機への機器提供において、実績ある日本国内のサプライチェーンを活用して信頼性の高い機器提供をめざします。DNNP2〜4号機においても、初号機における知見・実績を生かして同機器の受注をめざすとともに、実績ある日本のサプライヤーに加え、カナダのサプライチェーン活用についても検討し、ローカライゼーションと信頼性の両立、ならびに経済性のさらなる向上を実現する方針です。
今後も、日立GEニュークリア・エナジーは、BWRにおける豊富な知見と経験を基にDNNPの成功を支援するとともに、GEベルノバ日立を重要なパートナーとして、DNNPで得た経験を生かしながら拡大するSMR需要を取り込み、事業成長をめざしていきます。
日立GEニュークリア・エナジーについて
日立GEニュークリア・エナジーは、より高い信頼性と安全性を兼ね備えた原子力発電設備を追及し、研究・開発・設計・製造・建設・保守までを一貫した責任体制で推進しています。これまで建設中も含めて日本国内で23基の原子炉納入実績を有し、原子炉の新規建設から予防保全、廃止措置にいたるまで幅広いソリューションを提供してお客さまを支援しています。また、福島第一原子力発電所の廃止措置に貢献するとともに、革新軽水炉や小型軽水炉、高速炉、燃料サイクルの技術開発、デジタル技術を活用してプラント運営を高度化するソリューション開発を推進しています。
日立製作所について
日立は、IT、OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用した社会イノベーション事業(SIB)を通じて、環境・幸福・経済成長が調和するハーモナイズドソサエティの実現に貢献します。デジタルシステム&サービス、エナジー、モビリティ、コネクティブインダストリーズの4セクターに加え、新たな成長事業を創出する戦略SIBビジネスユニットの事業体制でグローバルに事業を展開し、Lumadaをコアとしてデータから価値を創出することで、お客さまと社会の課題を解決します。2024年度(2025年3月期)売上収益は9兆7,833億円、2025年3月末時点で連結子会社は618社、全世界で約28万人の従業員を擁しています。