2025年8月5日
第一弾として、指をかざすだけのストレスフリーなホテルのチェックイン・決済を国内で初めて東武ホテルに導入
株式会社日立製作所
東武鉄道株式会社
日本NCRビジネスソリューション株式会社
株式会社東武ホテルマネジメント
SAKULaLaを活用したホテルの将来像
株式会社日立製作所(以下、日立)、東武鉄道株式会社(以下、東武鉄道)、ホテル向けセルフチェックイン機国内シェアNo.1の日本NCRビジネスソリューション株式会社(以下、NCR)の3社は、ホテル業界の労働力不足の解消と持続可能な発展に向けて、日立・東武鉄道が提供する生体認証サービス「SAKULaLa(サクララ)」を活用し、スタッフの省人化とホスピタリティの両立をめざした取り組みを開始します。
本取り組みの第一弾として、国内で初めて*1指をかざすだけでストレスフリーにチェックインと決済を完了するセルフチェックイン機(以下、本チェックイン機)を、株式会社東武ホテルマネジメント(以下、東武ホテル)が運営する宇都宮東武ホテルグランデ(以下、本ホテル)に導入し、本日よりサービス提供を開始します。これによりお客さまは、予約確認のための予約番号などを入力する必要なく、手軽にチェックイン・決済が可能であるとともに、フロントスタッフの省人化に繋がります。
本チェックイン機では、チェックインにかかる時間が、予約情報を自身で入力する従来のセルフチェックイン機と比較して30〜50%短縮され、フロントスタッフによる対面受付と比較すると70%以上の時間短縮が可能になります。これにより、チェックインが集中する時間帯においても、お客さまを長時間お待たせすることなくスムーズにチェックインできます。既にNCRのセルフチェックイン機を利用しているホテルでは、導入にあたり、指静脈認証装置の追加と、ソフトウェアの一部改修をするだけでSAKULaLa対応が可能です。
将来的には、SAKULaLaを客室、レストラン、フィットネスなどホテル内の施設へ広げ、手ぶらのホテル体験を実現します。さらにSAKULaLaとホテルのシステムを連携することで、スタッフは、お客さまが指をかざすだけで、これまでの施設利用履歴や食事・接客の好みなどの情報を確認でき、新人スタッフでもきめ細やかな接客が可能となります。また、SAKULaLaへの登録は、フロント*2での個別対応を想定していますが、本チェックイン機への登録機能搭載も検討しています。
今後3社は、ホテル業界の課題解決に向け、SAKULaLa対応のセルフチェックイン機を含む、ホテル内のさまざまな施設でのSAKULaLa活用を推進し、5年で1,000か所以上の導入をめざして取り組んでいきます。
新型コロナウイルスの影響による離職など、労働力不足が深刻化しているホテル業界では、アフターコロナにおいてインバウンド需要の急激な回復に加え、国内出張やイベント再開によるビジネス需要の増加などで宿泊利用が拡大しており、持続可能な発展に向けた取り組みが求められています。こうした背景のもと、ホテル業界では、チェックイン時の混雑や待機列の発生によりお客さまをお待たせしてしまうことで、期待されるホスピタリティの提供が困難になるという課題が顕在化しています。
さらに、日本政府が掲げる「2030年に訪日外国人観光客6,000万人*3」という目標に向けて、国内ではホテルの新規建設が進んでおり、すべてのお客さまにサービス品質を維持・提供することが急務となっています。このような課題に対応するため、ホテル業界では、セルフチェックイン機の導入やキャッシュレス決済の普及などDXの取り組みが加速しています。従来のチェックイン機では、名前による検索、OTA(Online Travel Agent)から発行される二次元バーコード、会員アプリによる検索機能もありますが、入力やアプリの起動などの手間がかかることから、より簡単にチェックインできる仕組みを導入することで混雑緩和を期待し、本取り組みを開始いたしました。この新たな取り組みは、紙もスマホも出さずにチェックインできるため、さらなるチェックイン時の待機時間の短縮が実現できます。
また、ホスピタリティの高いサービスを提供するために、スタッフはリピーターのお客さまのお顔、好みなどを覚えて対応することが求められていますが、新しいスタッフでは十分な対応ができないという課題もあります。今後、SAKULaLaとホテル予約システムが連携すると、サービスカウンターなどでお客さまに指をかざしていただくだけで、スタッフはお客さまの情報をすぐにスタッフは確認できるため、熟練スタッフのようなきめ細やかなサービスが提供できるといった期待もいただいています。
スマートフォンやICカードなどを用いることなく、デジタル空間上に保存されている個人の属性情報(デジタルアイデンティティ)に、生体認証を活用して安全にアクセスすることで、業種を横断して、決済、ポイント付与、本人確認などのサービスをワンストップで実現する日立と東武鉄道が提供するサービスです。
生体認証には、日立が提供する公開型生体認証基盤(PBI*4)に対応した「生体認証統合基盤サービス*5」を利用し、高いセキュリティでサービスを提供しています。また、指静脈認証は、日立指静脈認証装置C-1*6を利用、決済に関しては「IoT決済プラットフォームサービス*7」を利用しています。
本サービスは、2024年4月より提供しており、2025年7月現在8,000名以上の方にご利用いただいています。
今後、指静脈認証と顔認証を組み合わせたマルチモーダル対応や、決済、本人確認、ポイント付与以外にも、さまざまなユースケースに対応していきます。今後も業種を横断した「SAKULaLa」の導入を通して、人々の生活をより便利に、豊かにする社会インフラの構築をめざします。
「SAKULaLa」連携済みのセルフチェックイン機では、専用端末に指をかざすことで予約情報の検索やクレジットカード決済が可能になります。氏名を入力したり、クレジットカードを取り出す必要がないため、よりスムーズにチェックイン手続きを進めることができます。
※事前に「SAKULaLa」の利用登録をしていただく必要があります。
詳細はPDFをご覧ください。