2026年3月24日
製造から排出までのCO2排出量を製造時約90%、廃棄段階含めたトータルで約40%削減。日立のサステナビリティ戦略「PLEDGES」の一環として、Lumada 3.0の実現に貢献するデジタライズドアセットの環境価値を向上
株式会社日立産機システム
植物由来の空気圧縮機用潤滑油「GREEN SCREW OIL」(左)と給油式スクリュー空気圧縮機(右)
株式会社日立産機システム(以下、日立産機、株式会社日立製作所のコネクティブインダストリーズ(CI)セクター所属)は、植物由来の給油式スクリュー空気圧縮機用潤滑油「GREEN SCREW OIL」の発売を開始しました。本製品に使用している潤滑油は植物由来であり、原料となる植物が成長段階で吸収したCO2を差し引くと、製造時のCO2排出量を従来の合成油と比べて約90%低減できる点が特長です。廃棄時の排出を含めても、ライフサイクル全体でCO2排出量を約40%(試算値)低減できます。
空気圧縮機は、製造業や社会インフラなど幅広い分野で活用される設備です。日立産機の空気圧縮機は、設備監視サービス「FitLive®*1」を通じて、機械学習による予兆診断や、生成AIエージェントによる運用・メンテナンス支援など、Lumada 3.0*2を体現するデジタルサービス「HMAX™ Industry*3」を構成する重要なデジタライズドアセットとなっています。また、日立製作所の経営計画「Inspire 2027」に基づき策定したサステナビリティ戦略「PLEDGES*4」では、脱炭素の推進を掲げており、「GREEN SCREW OIL」はこのうち「P: Planet」における価値を提供します。日立産機は空気圧縮機運用に伴う環境負荷を一層低減し、より持続可能な産業現場の実現に貢献します。
給油式スクリュー空気圧縮機は、1対のスクリューロータが高速回転して空気を圧縮するため、ロータ間の摩耗防止や冷却の目的で潤滑油が必要です。従来の潤滑油は原油由来であり、製造過程でCO2が発生します。「GREEN SCREW OIL」は、原料の植物が光合成によってCO2を吸収するため、製造時の排出量が約90%低減し、廃棄段階まで含めてもトータルの排出量を40%低減できます。性能は現行の合成油と同等で、2年の交換サイクルで使用可能です。
今後は、同じく日立グループにおいて、Sullairブランドの空気圧縮機の製造・販売を行っているHitachi Global Air Powerの給油式スクリュー空気圧縮機への展開も計画しています。日立グループの空気圧縮機は世界的に高いシェアを有しており、グループ全体の空気圧縮機の潤滑油すべてを植物由来に置き換えた場合、年間2,000トン以上のCO2排出削減が可能と試算しています。
日立製作所のCIセクターでは、プロダクトの豊富なインストールベース(デジタライズドアセット)のデータにドメインナレッジと先進AIを組み合わせた産業分野向け次世代ソリューション群「HMAX Industry」を、成長産業へ水平展開する「Integrated Industry Automation」に注力しています。日立産機はCIセクターの一員としてフロントラインワーカーの現場を革新するとともに、人々のウェルビーイング向上に貢献します。
日立産機について
日立産機は、コンプレストエア、グリッドエッジソリューション、ドライブ、コーディング・マーキング機器をはじめとする高効率なプロダクトを通じて、データセンター、バッテリー、電子・半導体、医薬など多様な業界の生産性向上に寄与しています。革新的なソリューションや、メンテナンスからリサイクルに至るまで製品ライフサイクルを通じたサポート、そして最新のデジタル技術によりお客さまに最大限の価値をお届けするとともに、持続可能な社会の実現にも貢献しています。詳しくは、日立産機のウェブサイト(https://www.hitachi-ies.co.jp/)をご覧ください。
お問い合わせ先
株式会社日立産機システム
グローバルエアパワー統括本部 マーケティング・セールス統括部
マーケティング戦略企画部