2026年3月26日
2028年3月運行開始予定、名称およびロゴデザインが決定
株式会社日立製作所(以下、日立)は、西武鉄道株式会社(以下、西武鉄道)の新型レストラン列車Fine Dining Train「vies」(ファインダイニング・トレイン「ヴィエス」)向け車両を受注しました。本列車は2028年3月より運行開始予定です。
日立は、鉄道車両の設計・製造で培ってきた技術とノウハウを生かし、本列車の車両製造を担当します。
Fine Dining Train「vies」は、西武鉄道が2016年から運行してきた全席フルコース対応のレストラン列車「52席の至福」で培われたコンセプトを継承・発展させ、より上質で特別感のある空間と食体験を提供することをめざしています。本列車は、日立が製造し、西武鉄道のフラッグシップ特急として2019年にデビューした特急車両「Laview(ラビュー)」をベースに、新たに設計・製造される車両です。日立は、「Laview」の開発・製造を通じて培ってきた、大きな窓による開放感や、風景と調和するデザイン思想、快適な移動空間を実現する技術的知見を、本列車にも生かしています。さらに日立は、車両そのものの製造にとどまらず、列車の安全・安定運行や快適性を支える制御・システム面での知見も踏まえながら、食と空間が高い次元で融合する移動体験の実現に貢献します。安全性・快適性はもとより、「大切な人と過ごす、かけがえのないひととき」を支える上質な移動空間の創出を通じて、新たな価値を提供していきます。
【ネーミングコンセプト】
Fine Dining Train「vies」(ヴィエス)
「vie」はフランス語で「命」「人生」を意味します。食は命をいただくものという、日本が古くから大切にしてきた自然への敬意を込めるとともに、ご乗車いただくお客さま一人一人の人生をより豊かなものにしたいとの想いから、複数形「vies」としました。また、「vies」を逆から読むと「西武」となるストーリーも秘められています。上質な食体験を提供する意思を込めた「Fine Dining Train」のサブタイトルとともに、いくつもの人生が出会い、豊かに重なり合う、特別な食の舞台であることを表現した名称です。
【ロゴデザインコンセプト】
「s」の有機的なカーブとそこから伸びるアンダーラインが、この列車のユニークなフォルムを表現しています。フランス語で「命」「人生」そして「生きる力」を意味する「vie」は、豊かな食でもありお客さまでもあります。食を味わい、人生を満喫しながら走る、「vies」だけの列車の旅と、スピードや効率ではなく、ゆったりとくつろげる至福な時間と、包まれるような空間をデザインしました。下線が左からでなく右から伸びることで、逆から読むと「西武」になる示唆となっています。
【ご参考】
■西武鉄道のレストラン列車について
日立は、西武鉄道のレストラン列車として運行されている“西武 旅するレストラン「52席の至福」”について、西武鉄道と連携しながら、その取り組みを支えてきました。このレストラン列車は、4000系車両をリメークし、2016年4月17日より全席レストラン列車として運行を開始しました。外装・内装デザインは隈研吾氏が担当し、沿線の代表的な観光地である「秩父」をモチーフに、自然を貫く荒川の水の流れを車両のエクステリアに取り入れるなど、ダイナミックな表現が施されています。また、車両のインテリアには、秩父の伝統工芸品である秩父銘仙や、地産木材である西川材などが使用されています。同列車は、土日祝日を中心に、池袋・西武新宿~西武秩父駅間を主に運行されており、多くのお客さまにご乗車いただいています。2026年4月には運行開始10周年を迎える予定です。
■西武鉄道001系特急車両(Laview)について
日立は、西武鉄道の将来を担うフラッグシップトレインとして位置づけられる001系特急車両「Laview(ラビュー)」の製造を担当し、同車両は2019年3月16日にデビューしました。名称「Laview」には、「L」贅沢(Luxury)なリビング(Living)のような空間、「a」矢(arrow)のような速達性、そして「view」大きな窓から移り行く眺望(view)という意味が込められています。都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込みながら、多くのお客さまに特急電車としての旅を楽しんでいただきたいという想いを体現した車両です。
以上
日立製作所について
日立は、IT、OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用した社会イノベーション事業(SIB)を通じて、環境・幸福・経済成長が調和するハーモナイズドソサエティの実現に貢献します。デジタルシステム&サービス、エナジー、モビリティ、コネクティブインダストリーズの4セクターに加え、新たな成長事業を創出する戦略SIBビジネスユニットの事業体制でグローバルに事業を展開し、Lumadaをコアとしてデータから価値を創出することで、お客さまと社会の課題を解決します。2024年度(2025年3月期)売上収益は9兆7,833億円、2025年3月末時点で連結子会社は618社、全世界で約28万人の従業員を擁しています。詳しくは、www.hitachi.co.jpをご覧ください。