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Hitachi Global

2026年5月29日

(本件は、米国・シカゴにおいて、

5月5日に発表しました。)

日立エナジー、IEEEカンファレンスで800kVのSF₆フリー単体遮断器を発表

SF₆フリーで実現した過去最高水準の定格性能、北米の新たな超々高圧(765kV)送電網に適用へ

日立エナジー

  • IEEE PES T&D Conference 2026において、超々高圧(765kV)用途向けのSF₆フリー単体遮断器を発表
  • 電力系統の信頼性および絶縁性能を維持しながら、SF₆フリー化を実現。高電圧機器分野における長年の課題に対応
  • 技術性能を損なうことなく、環境負荷低減とレジリエンスの両立を図る送電ソリューションへの業界の移行を反映
[画像]左:EconiQ高電圧開閉装置の新型800kV単体遮断器、右:EconiQ 420kV単体遮断器 左:EconiQ高電圧開閉装置の新型800kV単体遮断器、右:EconiQ 420kV単体遮断器

 日立エナジーは、シカゴ(米国)で開催されたIEEE PES T&D Conference 2026において、800kV・63kAおよび420kV・80kAシステム向けに設計されたEconiQ® SF₆(六フッ化硫黄)ガスフリーの単体遮断器を発表しました。これにより、高電圧機器分野で新たな基準を確立しました。本製品は、世界でも最も厳しい要件が求められる電力系統向けに開発されたもので、高い信頼性とサステナビリティを両立しています。将来の電力網に求められるレジリエンスを備えた送電インフラの実現に貢献します。

 高電圧機器分野では長年、信頼性の高い絶縁性能と遮断性能を確保するうえでSF₆ガスが不可欠とされてきました。そのため、高電圧機器のSF₆フリー化は、技術的課題であると同時に、社会的要請でもあります。

 EconiQは、日立エナジーがサステナビリティの実現に向けて展開する環境配慮型ポートフォリオで、当社が50年以上培ってきたガス遮断器の設計ノウハウを基盤としています。日立エナジーは、今回の800kV単体形遮断器の発表と並行して、EconiQ高電圧ポートフォリオのロードマップ*1を推進し、新たな電圧レベルを導入することで、高電圧機器ポートフォリオにおける完全SF₆ガスフリー化の実現をめざしています。このロードマップでは、2026年に170kV・40kAおよび800kV・50kAのがいし形遮断器を含む新製品の上市を予定しています。電圧レベルの対応範囲を拡大することで、日立エナジーは電力事業者が完全SF₆ガスフリー変電所に円滑に移行できるよう支援します。高電圧・大電流領域においてもSF₆ガスフリー化を実現することで、半世紀以上にわたり稼働し続ける電力インフラが将来にわたってもたらし得る環境負担の回避につながります。

 日立エナジーのハイボルテージプロダクツビジネスユニットCEOであるマルクス・ハイムバッハは、「エネルギー分野にとって重要な転換期に、この革新的な技術を市場に投入できることを大変誇りに思います。今回のEconiQ高圧開閉装置と、新たなロードマップの発表は、長年にわたる卓越したエンジニアリングと研究開発の成果であり、電力網の進化を支えるという明確なコミットメントを示すものです。これにより、電力会社は性能、持続可能性、信頼性のいずれも妥協する必要がなくなったことを示しています。当社はこれら3つの要素を大規模に提供することで、より持続可能な未来の実現に貢献します。」と述べています。

 これらのEconiQ遮断器・開閉装置の製品ラインナップは、地域間で電力を輸送し、都市、産業、交通網全体を支える長距離送電システムの基幹設備として設計されています。こうした高電圧機器分野におけるSF₆フリー化は、環境対応の重点を、送電網の周縁から中核へと拡大します。

 800kV用開閉装置は、電力会社および系統運用者で導入が急速に進んでいます。本製品の導入後も、従来機器同様の運用が可能です。排出規制の強化が進む中、EconiQの開閉装置は、長期運用を見据えた電力インフラの計画に貢献します。

 北米の電力会社では、再生可能エネルギーの導入が急速に進むとともに、765kV級の超々高圧送電システムへの移行も加速しています。こうした中、拡張性と高性能、さらには持続可能性を兼ね備えた電力インフラの必要性がこれまでになく高まっています。本技術は、こうした課題に応えるソリューションです。

 今回の取り組みは、エネルギー分野におけるより広範な変化を反映するものであり、新たな電力インフラの価値が、その容量だけでなく環境負担の観点からも評価される流れに沿うものです。日立エナジーは、低炭素化とレジリエンス強化が求められる将来に向けて、長年培われてきた送電技術の原則を適合させることに引き続き注力しています。今後の電力インフラの進展は、中核となる送電技術が信頼性を維持しつつ、こうした要請に応えられるかにかかっています。

日立エナジーについて

 日立エナジーは、現在そして今後25年間のエネルギー需要に応えるべく、電力の時代を支え、次の未来を切り拓くグローバルリーダーです。日立グループのエネルギー事業部門として、先進的かつミッションクリティカルな技術で、30億人以上の人々の生活を支えています。当社は、100年以上にわたるイノベーションを通じて、エネルギー分野の喫緊の課題に取り組んでいます。それは、現在、そして次世代のために、豊富で安全、経済的かつ持続可能な電力を確保するため、世界のエネルギーシステムの進化を推進することです。世界140カ国以上での豊富な導入実績を有し、電力、産業、データセンター、交通の各産業分野のお客さまと長期的なパートナーシップを築いています。スイスに本社を置き、60カ国で56,000人以上の従業員を擁し、約2兆4,000億円の事業規模を有しています。

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日立製作所について

 日立は、IT、OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用した社会イノベーション事業(SIB)を通じて、社会インフラをデジタルで革新し続けるグローバルリーダーをめざし、環境・幸福・経済成長が調和するハーモナイズドソサエティの実現に貢献します。デジタルシステム&サービス、エナジー、モビリティ、コネクティブインダストリーズの4セクターに加え、新たな成長事業を創出する戦略SIBビジネスユニットの事業体制でグローバルに事業を展開し、Lumadaをコアとしてデータから価値を創出することで、お客さまと社会の課題を解決します。2025年度(2026年3月期)売上収益は10兆5,867億円、2026年3月末時点で連結子会社は606社、全世界で約29万人の従業員を擁しています。詳しくは、www.hitachi.com/ja-jp/をご覧ください。

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