2026年9月16日
(本件は米国・クリスタルスプリングスと
スイス・チューリッヒにおいて、
9月15日に発表しました。)
株式会社日立製作所
日立エナジー
株式会社日立製作所の子会社である日立エナジーは、米国ミシシッピ州ガルマンに5億2,800万米ドルを投じて新たな変圧器製造工場を建設し、700人以上の雇用を創出する計画を発表しました。ミシシッピ州の新工場は、日立エナジーが米国で進める約15億米ドル規模の製造能力拡大プログラムの中核となります。同プログラムは業界最大規模であり、全米で急速に拡大する電力需要に対応するため、変圧器をはじめとする重要な電力インフラの米国内生産を拡大します。
本投資は、日立エナジーの1拠点に対する過去最大の投資であり、米国の電力網の構築と強化に100年以上にわたり貢献してきた実績を礎に、米国でのものづくりへの長期的なコミットメントをさらに深めるものです。この歴史は、ウェスチングハウス・エレクトリック、ABBのパワーグリッド事業、そして日立へと受け継がれてきました。本投資を含む日立エナジーの米国製造事業の拡大は、日米両政府が推進する戦略的投資イニシアチブを支援する日立の取り組み*1に貢献するものです。また、重要な電力網技術の米国内供給の拡大を推進する米国政権およびミシシッピ州知事の目標に沿うものです。
ミシシッピ州ガルマンの新工場は、日立エナジーの既存のクリスタルスプリングス工場から約6.5マイル(約10キロメートル)の場所に建設されます。新工場の規模は既存工場の約2倍となり、現在の生産能力を2倍以上に拡大します。建設は今年後半に開始する予定で、変圧器の生産開始は2029年を予定しています。完成後、変圧器の生産は既存のクリスタルスプリングス工場からガルマンの新工場へ移管されます。
ダグ・バーガム米国内務長官兼国家エネルギードミナンス評議会議長は、「これはまさに、米国のエネルギー優位性を高め、米国とすべての米国民のより強い未来を確かなものにする投資です」と述べています。
クリス・ライト米国エネルギー長官は、「米国には、より経済的で信頼性が高く、安全な電力供給が必要です。日立による今回の新たな投資は、その実現に貢献します。トランプ政権は、ミシシッピ州の地域社会に雇用を創出するとともに、数百万人の米国民に対する電力供給の信頼性と経済性の向上にも貢献する、日立の変圧器製造工場の本日の発表を歓迎します」と述べています。
米国環境保護庁(EPA)のリー・ゼルディン長官は、「本日の発表は、トランプ大統領のリーダーシップと、豊富なエネルギー供給の実現に向けたコミットメントのもと、米国が投資と事業展開に適した場所であることを改めて示すものです。私たちは今後も規制上の負担を軽減するとともに、許認可手続きを簡素化し、審査の迅速化を進めることで、米国内での投資に確実性を提供します」と述べています。
国家エネルギードミナンス評議会のジャロッド・エイジェン事務局長は、「今回の発表は、トランプ大統領が掲げるエネルギー優位政策が、雇用の創出、エネルギー価格の低下、米国のインフラ強化という具体的な成果につながっていることを示しています。国家エネルギー会議は、国際的なパートナーと連携し、米国への新たな投資を呼び込み、成長を促進しています」と述べています。
本プロジェクトにより、ミシシッピ州で製造される電力用変圧器の生産能力は大幅に拡大します。この生産能力の拡大により、先進製造業の拡大、産業の電化、データセンター増設などの電力多消費型産業の成長に加え、米国の電力網の継続的な近代化・拡張を背景に急速に高まる電力需要への対応に貢献します。
ミシシッピ州のテート・リーブス知事は、「これはミシシッピ州、そして米国にとってまさに大きな成果です。日立エナジーは、米国での過去最大の投資先として国内のどの地域も選ぶことができましたが、ミシシッピ州を選びました。ミシシッピ州の成長の勢いは日々増しており、米国のエネルギーインフラの未来を築いているのは、ほかならぬ州民の皆さまです。5億2,800万米ドルの今回の投資により、650人を超える新たな雇用が創出されるとともに、拡大する需要に対応するために米国が必要とする国内製造能力が強化されます。ミシシッピ州は、米国の未来を支える電力供給において主導的な役割を担うことを誇りに思います」と述べています。
ロジャー・ウィッカー米国上院議員は、「日立エナジーによるクリスタルスプリングス工場の拡張は、ミシシッピ州にとって大変喜ばしいニュースです。今回の投資は、数百人の雇用を創出し、電力網を強化するとともに、米国の製造能力の拡大に貢献します。ミシシッピ州の勤勉な人財が、21世紀の米国経済の根幹を支えています」と述べています。
日立製作所 執行役社長兼CEOの德永俊昭は、「米国政府との強固なパートナーシップのもと、ミシシッピ州知事をはじめとする関係者に多大なるご支援をいただいたことに深く感謝申し上げます。日立グループは2020年以降、140億ドル以上を米国に投資し、社会インフラを支える信頼できるパートナーとして、コミットメントを強めてきました。今回の投資拡大は、これをさらに加速させ、米国のエネルギーの未来を支えるものです。私たちは、エネルギーのみならず、モビリティやインダストリー、デジタル事業を掛け合わせた真のOne Hitachiで、デジタルによる社会インフラの革新と課題解決に貢献してまいります」と述べています。
日立エナジーCEOのアンドレアス・シーレンベックは、「電力需要は急速に増加しており、それに対応するためには電力網の拡充が不可欠です。ミシシッピ州への今回の投資は、米国における当社最大規模の投資であり、米国でのものづくりへの長期的なコミットメントと、今後数十年にわたり米国の成長を支える電力インフラの整備に対する当社の取り組みを示すものです。また、米国のエネルギー安全保障にとって重要なこのタイミングで、トランプ政権およびリーブス州知事と連携し、米国内製造業への投資促進に貢献できることを嬉しく思います」と述べています。
本投資は、国内製造の強化、熟練技能者の育成、拡大する電力需要に対応するために必要な重要インフラの拡充に向けた、日立エナジーと連邦政府、州政府および地域社会との連携を示すものです。また、この連携は、ミシシッピ州および米国における持続的な経済発展と長期的な投資の促進にも貢献します。
ミシシッピ州開発庁(MDA)エグゼクティブディレクターのビル・コーク氏は、「信頼性の高いエネルギーインフラは、経済成長を支える最も重要な要素の一つです。その基盤となるのが、電力網の安定稼働を支える設備を製造する能力です。北米全域で需要が拡大するなか、日立エナジーによる5億2,800万米ドルの投資は、米国内における変圧器の生産能力を拡大します。このようなプロジェクトは、米国にとって極めて重要な製造サプライチェーンの一つを強化するとともに、ミシシッピ州に長期的な機会をもたらします」と述べています。
本プロジェクトに先立ち、日立エナジーは米国各地で複数の大規模な製造投資を進めています。2026年6月には、バージニア州サウスボストンにおいて4億5,700万米ドルを投じた大型電力用変圧器工場の拡張工事に着工しました。同施設は米国最大規模となり、825人の新規雇用を創出する予定です。また、2025年8月には、テネシー州アラモにおいて1億600万米ドルを投資し、重要な変圧器部品の生産能力を拡大する計画を発表しました。これにより、重要な変圧器部品の生産能力を拡大し、100人以上の雇用を創出します。さらに、2025年4月には、ペンシルベニア州ウェストモアランド郡の施設において7,000万米ドルを投じた拡張計画を発表しました。同施設では、電力網向け高電圧機器の生産能力を拡大する計画です。
これらのプロジェクトを合わせると、米国における変圧器製造分野へのかつてない規模の投資となり、1,600人以上の雇用創出につながります。米国内で拡大する製造拠点網は、電力インフラの近代化を支え、電力網のレジリエンス、信頼性および安全性の向上に貢献します。
ガルマン工場が完成するまでの間、既存のクリスタルスプリングス工場での生産は継続します。変圧器の生産がガルマンへ移管された後も、クリスタルスプリングスの建屋は倉庫、研修施設、その他の業務用途に活用される予定です。これは、日立エナジーが地域社会と現地の従業員に対して長期的かつ継続的にコミットしていく姿勢を示すものです。
日立エナジーについて
日立エナジーは、現在そして今後25年間のエネルギー需要に応えるべく、電力の時代を支え、次の未来を切り拓くグローバルリーダーです。日立グループのエネルギー事業部門として、先進的かつミッションクリティカルな技術で、30億人以上の人々の生活を支えています。当社は、100年以上にわたるイノベーションを通じて、エネルギー分野の喫緊の課題に取り組んでいます。それは、現在、そして次世代のために、豊富で安全、経済的かつ持続可能な電力を確保するため、世界のエネルギーシステムの進化を推進することです。世界140カ国以上での豊富な導入実績を有し、電力、産業、データセンター、交通の各産業分野のお客さまと長期的なパートナーシップを築いています。スイスに本社を置き、60カ国で56,000人以上の従業員を擁し、約2兆4,000億円の事業規模を有しています。
日立エナジー関連リンク
日立製作所について
日立は、IT、OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用した社会イノベーション事業(SIB)を通じて、社会インフラをデジタルで革新し続けるグローバルリーダーをめざし、環境・幸福・経済成長が調和するハーモナイズドソサエティの実現に貢献します。デジタルシステム&サービス、エナジー、モビリティ、コネクティブインダストリーズの4セクターに加え、新たな成長事業を創出する戦略SIBビジネスユニットの事業体制でグローバルに事業を展開し、Lumadaをコアとしてデータから価値を創出することで、お客さまと社会の課題を解決します。2025年度(2026年3月期)売上収益は10兆5,867億円、2026年3月末時点で連結子会社は606社、全世界で約29万人の従業員を擁しています。詳しくは、www.hitachi.com/ja-jp/をご覧ください。