企業理念・カルチャー
時代や社会の変化に合わせて変わり続ける日立の、根底にある変わらない理念と精神をご紹介します。
時代や社会の変化に合わせて変わり続ける日立の、根底にある変わらない理念と精神をご紹介します。
日立の創業当時、日本の産業は海外の製品や技術に大きく依存していました。そんな時代に「借り物ではなく、自分たちの手で生み出した技術でなければ、本当の意味で社会を豊かにすることはできない」という想いで立ち上がったのが、創業者の小平浪平です。
1910年に初めて純国産の5馬力モーターを開発し、鉄道車両、家電、通信システム、発電設備、コンピューターなど、時代と社会の変化に合わせて次から次へと新たなモノづくりに挑んできました。そうした挑戦の歴史の中で、国産初の大型汎用コンピューターや、世界初の鉄道座席予約システムといった、社会に大きな影響を与える製品・技術を数多く生み出しています。
そして現在、日立の事業はモノづくりからデジタルをコアにして多様な領域に広がり、今は自らがグローバル企業へと変化しています。しかし、「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念は、あらゆる事業の根底に今も根付いています。
先の未来を見据えて社会課題に向き合い、解決策を自分たちの手で作り出すこと。それが私たちの変わらぬ使命です。
企業理念(MISSION)を実現するために、大切にしているのが「和・誠・開拓者精神」という3つの価値観です。
この3つの創業の精神(VALUES)は、100年以上にわたって受け継がれている日立のDNAであり、現在もカルチャーとして社内に広く深く根付いています。
日立が重んじる「和」とは、単に空気を読んで表面的に合意するような関係性ではありません。創業者である小平も元々は一人の技術者であり、日立は昔から、上も下もなく現場で徹底的に議論しながらモノづくりをしていました。
今もその姿勢を受け継ぎ、他者の意見を尊重しながらも、互いが納得するまでフラットに話し合い、結論が出たら一致団結して同じゴールをめざすことを大切にしています。
また、創業当時の日立は、国内から幅広い分野の優秀な技術者を結集させて力を合わせることで、世界の技術レベルに対抗しようとしました。
そうした流れを受けて現在においても、経験や専門分野はもちろん、国籍や文化も異なる多様な人財が1つのチームとして協力し合う組織へと進化しています。
日立には約600社のグループ企業が存在します。さまざまな事業領域を担うグループ各社が組織の垣根を超えて、1つになって連携していくため、「One Hitachi」という言葉を昔から掲げています。オーガニック成長を実現し、個々の事業の稼ぐ力は向上したものの、事業同士の連携の深化はこれからです。幅広い事業同士が、デジタル技術を活用してより深く連携する「真のOne Hitachi」で、IT・OT・プロダクトを併せ持つ日立ならではの強みを新たな価値として創出し、社会が直面するより複雑な課題を解決していきます。
日立は、自らが蓄積してきた技術基盤やノウハウと、お客さまの知を融合することで、新たな価値を生むことをめざしています。そうした関係性や取り組みを「協創」と呼んでいます。
日立に新事業を作ることを目的に、組織・役職・世代などの違いを超えて従業員がつながる社内ネットワークです。2006年から活動しており、およそ2,000人が参加しています。
技術で社会に貢献するということは、社会や人々の生活に大きな影響を与える責任と向き合うことでもあります。だからこそ日立は、常に当事者意識を持ってお客さまや社会と誠実に向き合い、責任を持ってやり遂げます。
創業期においては、新しい技術に挑戦しようとするあまり、製品に問題が起きたり、事故につながってしまうこともありました。しかし、日立はそうした問題から目をそらさず、地道に品質向上に取り組んできました。
そのように、失敗をしても原因を究明し次に生かす姿勢は、現在も日立が大切にしている文化です。
長い歴史の中で、ずっと品質を磨き続けて、お客さまの信頼を獲得してきたからこそ、責任重大な社会インフラの領域で、影響範囲の大きなチャレンジを任せていただけているのです。
何事においても基本を大切に、目の前の利益だけを追わず、正しいことを実行する。そうした日立のめざすべき姿を表す、この2つの言葉も、「誠」と近い意味でよく使われています。
Safety(安全)、Quality(品質)、Delivery(納期)、Cost(コスト)の順に優先順位をつけて、何よりも安全を最優先するという日立社内での判断基準です。もちろん製品だけでなく、社員の安全と健康を守ることにも最優先で取り組んでいます。
失敗や事故が発生した際に、単なる対症療法で終わらせず、根本原因を徹底的に究明し、全体の教訓として共有・活用する日立独自の取り組みです。
今から100年以上前、多くの日本企業が海外の製品や技術に頼る中、「やせても枯れても自分で作ってみたい」という創業者の強い想いから始まったのが日立という会社です。
世界の技術レベルに追いつくには、困難の連続でしたが、それでも諦めずに立ち向かい続けた結果、当時の日本で作るのは無理だと言われていた製品を、日立はいくつも生み出すことができました。このように、未知の領域に対しても、失敗を恐れず挑む姿勢は、現在においても受け継がれています。
また、日立は鉱山用のモーターから始まった企業ですが、創業1年目から「鉱山で使うものはどんどん作ろうではないか!」という掛け声のもと、変圧器、遮断機、配電盤など、必要とされる製品は何でも作っていました。その精神が受け継がれていき、鉱山から鉄道、エネルギー、家電、情報・通信、金融、公共、防衛など、社会のあらゆる分野へ事業のフィールドは広がっています。
次の未来を見据えて、時代によって変化する社会課題と向き合い、常に新しいことに挑み続ける姿勢も、創業から変わらぬ日立らしさです。
日立社内でのイノベーションの推進に向けて、社員一人ひとりのマインドセットを強化するために立ち上げられた、新事業や社内改革に関するアイデアコンテストです。
世界最大級の特許データベースを保有する英国・クラリベイト社が、革新的な企業100社を毎年選出しており、日立は15年連続(2025年度実績)で選ばれています。
企業理念や創業の精神は、自然と現場に根付いているものではありますが、より深い理解と定着を促すため、さまざまな取り組みを行っています。
「和・誠・開拓者精神」を日々の仕事の中でどう実践すべきか、具体的な行動として言語化したものです。グローバル共通の基準として、評価や目標設定にも組み込まれています。
企業理念や創業の精神に基づき、日立ブランドの価値向上に大きく貢献した活動を、全世界の日立グループで共有することを目的とした表彰制度です。
日立のカルチャー醸成のため、経営陣が現場の社員と直接対話して交流するイベントです。さまざまな国内外の拠点で、年に複数回実施されています。