2025年11月27日
東京電力グループとの連携により人財不足の解消と脱炭素化を支援し、「One Hitachi」でデジタルサービスの進化とLumadaの成長を加速
株式会社日立製作所
株式会社日立パワーソリューションズ
日立と日立パワーソリューションズが推進する取り組みのイメージ
株式会社日立製作所(以下、日立)と日立のコネクティブインダストリーズセクターに所属する株式会社日立パワーソリューションズ(以下、日立パワーソリューションズ)は、茨城県ひたちなか市にある工業エリア内の10事業者に対し、設備シェアリング型ファシリティマネジメントとマイクログリッド型エネルギーマネジメントを組み合わせ、デジタル技術を活用し全体最適化を実現する複合型マネジメントのモデル構築の取り組みに着手しました。本取り組みは、東京電力エナジーパートナー株式会社(以下、東電EP)および東電EPのグループ会社である日本ファシリティ・ソリューション株式会社(以下、JFS)と連携し実行していきます。
具体的に、ファシリティマネジメントでは、設備シェアリングによるマネジメントや運用の効率化で設備管理を担う人財不足の課題解決に貢献します。また、エネルギーマネジメントでは、エネルギーマネジメントシステムの活用とオフサイトから再生可能エネルギー由来の電力(以下、再エネ電力)を調達し、エネルギー運用の最適化とCO₂排出量の削減を図り、カーボンニュートラルの実現に寄与します。日立と日立パワーソリューションズは、エネルギー&ファシリティマネジメントサービス(EFaaS) *1を活用し、社内実践の「カスタマーゼロ」として、日立 研究開発グループの研究所や笠戸事業所など日立グループ内でファシリティとエネルギーの複合型マネジメントの導入を進めています。*2今回の取り組みは、こうした活動をもとに、日立グループ外の事業者に初めて展開するもので、2027年2月の運用開始をめざしています。
日立グループ各社が連携するOne Hitachiの体制のもと、受変電システムとエネルギーマネジメントシステムをデジタライズドアセット化し、運用・保守データや過去のドメインナレッジを活用することで価値を創出し、デジタルサービスの進化と日立のLumada事業の成長をけん引します。また、本取り組みで得られた知見や技術は、日立市と日立が推進する次世代未来都市の実現に向けた共創プロジェクト*3における「グリーン産業都市の構築」などへの展開をめざします。さらに、東京電力グループのサービスやノウハウも活用し、企業の垣根を越えた連携により、設備管理の人財不足や脱炭素化の推進など複雑化する社会課題の解決に貢献します。
近年、労働人口の減少が社会課題になっており企業にとっても事業所運営における経営リスクとなっています。特に、フロントラインワーカーである設備管理エンジニアの人財不足における課題が顕在化しています。加えて、脱炭素化やエネルギーの有効活用が世界的な課題となっており、企業や地域におけるカーボンニュートラルの推進も急務となっています。また、エネルギーの安定供給と効率的な運用は、事業継続性の確保やコスト削減の観点からも重要視されていますが、個別では限られた対策しか打てないケースもあり、複数事業者での全体最適化を図っていくことも必要になっています。こうした背景からエリア全体での設備管理とエネルギー管理の全体最適化を図ることを目的に、今回のサービスモデル構築に着手しました。
日立と日立パワーソリューションズは、今回のファシリティマネジメントとエネルギーマネジメントの取り組みで得られたノウハウを活用して、企業やエリアの人的資本課題と脱炭素化推進課題の解決に貢献します。また、データ活用事例を増やして、さらに付加価値を高めるために同エリア内にて日立ビルシステムが展開を予定しているHMAX for Buildings : BuilMirai*8ともデータ連携し、効率的かつ持続可能なエリアマネジメントへと進化させていく予定です。
さらに、日立市と日立が推進する次世代未来都市の実現に向けた共創プロジェクトをはじめ自治体でのマイクログリッド実現をめざした取り組みにも知見・技術を活用したサービス展開を検討していきます。今後、本モデルであるエネルギー&ファシリティマネジメントサービス事業(EFaaS事業)をLumada 3.0を体現するHMAXとしてスケーリングすることをめざします。
日立のコネクティブインダストリーズセクターでは、プロダクトの豊富なインストールベース(デジタライズドアセット)のデータにドメインナレッジと先進AIを組み合わせたデジタルサービス「HMAX Industry」を、成長産業へ水平展開する「Integrated Industry Automation」に注力しています。Lumada 3.0を体現する「HMAX Industry」の提供を通じて、フロントラインワーカーの現場を革新します。
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日立製作所について
日立は、IT、OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用した社会イノベーション事業(SIB)を通じて、環境・幸福・経済成長が調和するハーモナイズドソサエティの実現に貢献します。デジタルシステム&サービス、エナジー、モビリティ、コネクティブインダストリーズの4セクターに加え、新たな成長事業を創出する戦略SIBビジネスユニットの事業体制でグローバルに事業を展開し、Lumadaをコアとしてデータから価値を創出することで、お客さまと社会の課題を解決します。2024年度(2025年3月期)売上収益は9兆7,833億円、2025年3月末時点で連結子会社は618社、全世界で約28万人の従業員を擁しています。
日立パワーソリューションズについて
日立のコネクティブインダストリーズセクターに所属する日立パワーソリューションズは、エネルギー・インフラ関連分野において、デジタルを活用したサービス事業やグリーン事業を展開し、「サービス」「グリーン」×「デジタル」に関連した事業で蓄積した技術やノウハウを基盤に、エネルギーや社会インフラを支えるとともに、お客さまや社会の課題解決に貢献するソリューションを提供し、カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。