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Hitachi Global

確かな技術とともにお客さまに寄り添う。金融SEの枠を超え、人が主役の社会をめざして

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2026.06.15

清水 達夫

キーワード:

デジタルシステム&サービス, システムエンジニア, キャリア入社

2023年にキャリア採用で株式会社日立製作所(以下、日立)へ入社した清水 達夫。約10年の金融系SEのキャリアを武器に、開発リーダーとして、さらに新規ソリューション提案の最前線で、お客さまファーストという自身の理想を体現しています。多様な専門家と協創しながら社会価値を生み出す仕事の醍醐味に迫ります。

金融分野で培った技術で世の中の役に立ちたい。自身の理想を実現するため日立へ


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大学時代、情報系の学部でプログラミングの技術を習得した清水は、ITエンジニアとしてキャリアをスタートしました。以来約10年間、一貫して金融系の業務システム開発の最前線で経験を重ねます。

「最初に入社した会社ではプログラマーとして、2社目では設計へと比重を移しながらも、基本的には上流工程からの要望に合わせて設計や開発を行っていました。

もともとお客さまとコミュニケーションを取ることとシステムを作ることは切り離せないものだと思っていたのですが、現場では営業とエンジニアで業務が分かれているのが実情でした」 

「もっとお客さまに寄り添いたい」という清水の想いは、経験を重ねるごとに強まっていきます。

「役割分担が明確な現場では、それぞれの領域に専念することで効率化を図るのが一般的です。しかし私は、お客さまから『もう少し改善したい』と言われた際に、担当範囲やスケジュール・技術的な制約で『できません』と即答するのではなく、どうすれば実現できるかを考え『ぜひやらせてください』と応えられるエンジニアでありたい。自分の技術を通して世の中の役に立ちたいという想いが常にありました」

「お客さまファースト」という自らの理想を形にするため、清水は再び転職を決意します。これまで培ってきた金融系の経験を生かせるミッションクリティカルな分野で、お客さまと一体となって価値を作り続けられることを軸に企業を探す中で、出会ったのが日立でした。

「『製作所』と名が付く通り、日立は『モノづくり』に強いことが何よりの魅力でした。どんなにお客さまに寄り添いたいと願っても、技術的な裏付けがなければビジョンは具現化できません。お客さまに近いだけでなく技術力も高いという点は、これまで私が歩んできたキャリアにもマッチすると感じました。

この会社なら、システムの構造を深く理解した上で『こう改善すればさらに良いものができますよ』という提案を直接届けられると確信したんです」

こうして、2023年にキャリア採用で入社した清水。現在、金融機関向けの営業支援システムを担う部署に所属し、開発リーダーとして自社パッケージや他社製品を活用したソリューションを提案しています。

「パッケージを提供して終わりではなく、お客さまのニーズに応えるために、アドオン開発としてプログラムを書く機会も多いんです。まさに私が理想としていた、お客さまに寄り添ってプラスアルファの価値を生み出すミッションに邁進しています」

半年でPLに、さらにお客さまへの新規提案も。生成AIで新たな価値をゼロから形に


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入社後、清水は着実にステップアップを遂げていきます。

「最初の2~3カ月はテストや開発といったキャリアの原点に戻り、現場でコードを書きながらシステムの仕様を覚えるところから始まりました。4~5カ月目からはPL(プロジェクトリーダー)のサブとしてお客さまのもとへ同行するようになり、半年経つ頃には独り立ちしてPLを任されることに。

そこからは仕様の決定から協力会社のコントロールまで、すべて自身で判断して進める役割を担っています。自らがリーダーとなってお客さまの要望を形にしたいと転職した私にとって、自身の裁量で、誠実にお客さまと向き合えるこの環境はとても合っていると感じています」

PLとして「ニーズをしっかり汲み取って形にしてくれる」とお客さまから厚い信頼を得た清水。その姿勢と実績が評価され、2025年からは「プレ活動(プリセールス)」担当にも抜擢されました。SEとしてプロジェクトを推進するだけにとどまらず、さまざまな金融機関に対し営業支援システムを提案する役割です。

中でも印象に残っているのは、生成AIを活用したPoC(概念実証)のプロジェクトだと語ります。

「それまでの提案は、既存のシステム改善や、顕在化した課題の解決が主でしたが、今回は『生成AIを活用するとこんなことができますよ』と自ら仕掛けるプッシュ型の提案でした。もともと営業支援システムは、データを蓄積しても活用するのが難しいという潜在的な課題がありました。

生成AIを使えば、それを価値ある情報として提供できると考え提案したところ、『すごい、こんなことができるんですね』と実際のPoCにつながったんです」

新しい価値をゼロから形にするという経験は、清水にとって新たな挑戦でした。

「何がお客さまにとって本当に使いやすいかを考えながら複数の案を比較検討するなど、タスクは膨大でした。さらに、自身の想いを言葉にするための資料作成にも腐心し、何度もブラッシュアップを繰り返しました。

ですが、さまざまな案を提示しながらお客さまと対話を重ねるプロセスは、まさに私がやりたかったこと。大きなやりがいを感じました」

この取り組みを支えたのは、日立が持つ幅広いプロフェッショナルの力だったと清水は強調します。

「生成AIなどの最先端技術を取り入れる一方で、金融業界はセキュリティに関しても非常に厳格です。日立にはAIやセキュリティの専門部隊が存在しているため、私が相談を持ちかけると、先行事例や研究開発の成果、ユースケースなどのアドバイスが次々と返ってきました。

小規模な会社では実現が難しいことも、日立なら各分野のプロフェッショナルたちの知見を借りて大規模なシステム実装が可能になる。組織の壁を超えて相互に協力できる体制は大きな強みです」

部門を超え多種多様なプロフェッショナルと関わり磨かれた、ビジネスや社会への視座


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日立という巨大な組織の中で、清水が最も大きく感じた変化──それは「自身の世界が広がり、エンジニアとして視座が上がったこと」だと言います。

「これまでは少人数のチームで仕事が完結することが主でしたが、日立に入社して、お客さまはもちろん、他部署のAI専門部隊やセキュリティ部隊など、多種多様なプロフェッショナルと関わるようになりました。自分を軸に多くの人を巻き込んでいく感覚は、今までにない経験です。

それだけ多岐にわたる人財と接点を持つからこそ、入社当初はどの部署が何を専門にしているのか、名称を覚えるだけでも苦労しました(笑)。それでも分からないなりに積極的に関わりを持っていくと、見える世界が広がっていきます。エンジニアでありながら、事業や業務に深く踏み込んで考える『ビジネス視点』を学べたことは、自分にとって大きな収穫でした」

さらに、清水が担当する金融業界は、社会基盤を支えるきわめて重要な領域です。

「社会に与える影響の大きさを実感できる分、プレッシャーも大きいです。単一の小さなシステムではなく、責任ある大きなプロジェクトを多くの専門家とともに任されているという自負があります。

一方で、金融分野は業務の幅が非常に広く複雑で、今の私はまだまだ知識が十分でないと痛感しています。お客さまの要望は、営業支援システムの枠を超えて融資や預金、さらには他社ベンダーが関わるシステムにまで波及することもあります。上長や先輩たちのように、どんなニーズに対しても即座に解決策を提示できる全方位的なプロフェッショナルになること。それが、私の次なるミッションだと捉えています」

働く環境やカルチャーについても、日立に対するイメージが良い意味で覆されたと言います。

「オフィスは芝生やソファがあるカフェのような空間で、フリーアドレス制が採用されています。だからこそ、部署を超えてさまざまな人たちが同じ場所に集まり、知らない人との交流が生まれやすくなっているんです。私自身、生成AIのプロジェクトをきっかけに、違うグループの人と昼食をともにするようになりました。

リモートワークも柔軟に活用されており、週の半分以上を自宅で勤務したり、日本各地や海外からフルリモートで業務に取り組んだり、場所にとらわれない働き方をしている人もいます。このオープンで自由なカルチャーは、私にとってポジティブなギャップでした」

責任を前向きに楽しみながら、技術で人が「対話」に専念できる世の中を創りたい


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入社以来、圧倒的なスピード感で駆け抜けてきた経験を糧に、さらなる高みをめざす清水。現在、新たな挑戦に向き合っています。

「AIを活用した次世代の営業支援システムを構想しています。これは高度な技術と提案力の両方が求められる、ゼロからのチャレンジ。最先端の技術を形にして提案・導入し、お客さまから直接フィードバックをいただくことが将来的な目標です。そのために、技術者としても提案者としても、第一線で活躍できる存在になりたいと考えています」

清水が描くビジョンは、専門領域である金融業界だけに留まりません。その視線は、社会全体の働き方やコミュニケーションのあり方へと向けられています。

「金融業界では稟議書などの重要書類の作成に時間が必要な一方、お客さまとの対話時間をより充実させていくことが大きなテーマとなっています。そうした業務をAIで自動化し、もっと『人と人との関わり』に時間を使えるようにしたい。そして金融に限らず、保険や飲食などあらゆる業界で、AIやシステムを効率化のために利用すれば、人は本来あるべきコミュニケーションの活性化に専念できる。そんな世の中に貢献することが私の夢です」

最後に清水は、ともに未来を創る新たな仲間に向けてメッセージを送ります。

「日立は、大きな責任を前向きに捉え、楽しめる人にぴったりの場所です。技術力はもちろん大切ですが、それ以上にビジネスとして社会やお客さまに真摯に向き合えるかどうかが重要になります。最先端の技術を貪欲にキャッチアップし、新しい価値を創り出すことに喜びを感じる方と、ぜひ一緒に働きたいですね」

技術を価値に変え、誰もが「対話」を謳歌できる世の中をめざして、清水はこれからも飽くなき挑戦を続けていきます。

※ 記載内容は2026年3月時点のものです


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