2026.06.22
赤城 光枝、中村 恵美梨、兼松 和香奈、黄 芸桜
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株式会社日立製作所(以下、日立)と聞いて、「歴史ある大企業」「堅い組織」というイメージを抱く方は少なくないかもしれません。しかし実際には、多様なバックグラウンドを持つ社員が、「自分らしいキャリア」の実現に取り組んでいます。
今回は、SE・営業・人事という異なるフィールドとキャリアステージで活躍する女性社員が集結。日立で歩むキャリア、それを支える環境・制度、そして未来の展望について、本音を語り合いました。
▲司会者の黄
──数ある企業の中から、新卒で日立を選んだ理由を教えてください。
赤城:大きく2つ理由があります。1つは、「大きな仕事に携わりたい」という思いです。学生時代から部活動の取りまとめや生徒会に関わることが好きで、スケールの大きなことに挑戦したいと考えていました。日立であれば、その思いを実現できると感じました。
もう1つは、将来的に結婚や出産を経ても、キャリアを中断せずに働き続けられるかという点です。福利厚生や会社の安定性を踏まえ、長くキャリアを築いていける環境だと判断し、入社を決めました。
──キャリア採用で入社した、おふたりはいかがでしょうか?
兼松:前職で転職エージェントとしてIT業界の採用支援を約5年半続けるうちに、「外部から支援するだけでは限界がある、自社の人事として中から変えていく立場になりたい」と感じ始めたのがきっかけです。
その中で日立を選んだ理由は、事業領域の広さです。ITの大規模ビジネスはもちろん、鉄道車両や原子力関連のプロダクト、ファクトリーオートメーションまで──これだけITの側面と製造業としての側面を兼ね備えた規模の会社はなかなかありません。さらに、コーポレート部門においても、ジョブ型人財マネジメントを掲げて先進的な取り組みに投資していく姿勢が魅力的でした。
中村:私は前職の物流会社で法人営業をしていた時、「もう少し上流領域でビジネスをやってみたい」と思ったのが転職のきっかけです。日立を選んだ決め手の1つは、ジョブ型採用です。転職して希望の仕事に就いても、数年後に違う職種に異動する、というのはよくある話ですよね。日立は職種や担当業務を明示した上で採用しているので、入社後のミスマッチへの不安が少なかったんです。
▲2022年にキャリア入社した兼松
──入社後に、ギャップを感じたことを教えてください。
中村:正直、入社前は「大企業でお堅い会社」というイメージを持っていました。でも実際は意外とフラットな環境で、意見にもちゃんと耳を傾けてくれる。外から入ってきた人財のスキルを活かす文化が育ってきているところだと感じます。
兼松:私は「良い意味で、できあがっていないところが多い」と思いました。歴史ある大企業だから内部はガチガチに固まっているだろうと構えていたんですが、実際は「あなたが担当するこの領域は、必要なら変えていい。やり方が決まっていないなら企画していい」という雰囲気がありました。時代に合わせてビジネスを変化させてきた会社なので「若手でも、自分の担当領域なら変えてくれ」ぐらいの勢いがあったのは、良い意味で予想外でした。
──逆に、苦労した点もありますか?
中村:日立は扱う商材が多岐にわたるので、お客さまへの提案や納品の際に商材を理解するのが大変でした。最初はかなり四苦八苦しましたが、案件を重ねる中で社内の人脈が広がり、周囲のサポートも充実しているので乗り越えられました。キャリア採用者のコミュニティもあって、同じ悩みを共有できるのが大きかったですね。
兼松:私は社内用語と組織の把握に苦労しました。部門が非常に多く、プロジェクトも大きな案件が多いので、チームの定例会の議事録を書くだけでも最初は結構大変で(笑)。「それ、○○部が知っているよ」と言われても、「○○部ってどこ?」という状態になることが多かったです。
──その壁を、乗り越えるためのポイントはありますか?
赤城:日立には長く働いている人が多く、暗黙の文化や社内用語も多く存在します。ただ、それを使っている側に悪気があるわけではなく、「それが当たり前」として気づいていないことがほとんどです。
だからこそ、新しく入ってきた方には遠慮せずにどんどん聞いてほしいと思っています。その一つひとつの問いが、現場にとっても気づきになり、よりよいコミュニケーションをつくっていくきっかけになると考えています。
▲二度の育休を経験した赤城
──赤城さんは2度の育休を取得されています。当時の状況はいかがでしたか?
赤城:妊娠中や子どもが小さい頃は確かに大変でしたが、どちらかというと会社や職場のサポートはあったんです。お迎えで帰らなきゃいけない時など、時間的な制約に対して周りの方々がとても自然に配慮してくれました。大変だったのは、自分がもっとやりたくなってしまうことでしたね(笑)。
──育休後に課長職を任された時のエピソードを教えてください。
赤城:正直なところ、最初は迷いがありました。「子どもがまだ小さいです」と話したら、本部長や事業部長から「大丈夫、それを前提でやってみよう」と組織的に後押ししてもらえたんです。その一言があったから一歩踏み出せました。子育てと仕事の両立をネガティブな条件ではなく、前提として受け入れてくれる雰囲気があったことが大きかったと思います。
最近では女性に限らず男性も同様の働き方が増えていて、お互いに配慮し合うことが、より当たり前になってきています。
──新卒から20年以上働き続ける中で、転職を考えたことはありましたか?
赤城:頭をよぎったことはありました(笑)。でも、真剣に考えたことは一度もありません。理由をあらためて考えると、「まだやりたいことがたくさんある」からです。今のお客さまのところでもやりたいことはあるし、隣の部署を見てもおもしろそうなことをやっています。制度的にも部門を跨いで、自分の意志で動ける仕組みが整っているので、この環境を手放すのはもったいないと感じています。
▲コンサルティング部門で挑戦している中村
──日立には社員が活躍するための制度や仕組みがありますが、具体的にどのような成長機会がありますか?
中村:私は入社3年目に、事業部独自の社内研修制度を利用して、営業からコンサルティング部門に2年間の有期で移りました。「他の領域に挑戦してみたいけれど、いきなり公募を出すのはまだ怖い」という人向けに用意された制度で、事業部からフラットに発信があったので応募しました。チャレンジしてみたら、元の部署の上長が新しい部署にきちんとつないでくれ、「戻ってきてもちゃんと歓迎するよ」という温かい雰囲気がありました。
兼松:私はグループ公募制度の運営担当もしているのですが、現在日立の採用ホームページには約600のポジションが掲載されていて、それと同じ求人票がグループ公募サイトにも載っているんですよ。多い年だと約200人が制度を活用して次のキャリアを実現しています。SEや営業出身で人事に来たメンバーもいますし、営業からコンサル、SEから事業企画に転じた方もいる。自分でキャリアを選び取ったという覚悟と満足感が高いという声をよく聞きます。
日立に入ってしまえば、転職せずともこれだけの選択肢がある、というのは採用候補者にも積極的にお伝えしている点です。
──マネージャーの立場から、赤城さんが意識していることを教えてください。
赤城:一番大切にしているのはモチベーションと心理的安全性です。仕事は一日の中でも大きな時間を占めるため、安心して自分の意見や考えを発信できる環境で働けるかどうかは、その人の幸せに直結すると考えています。1on1ではやりたいことや組織の課題だけでなく、プライベートの状況も自然な会話の中で引き出して、言いやすい雰囲気を作るよう心がけています。
優秀な人ほど「現場に必要とされている」という責任感から自分の希望を言い出しにくくなりがちなので、あえてフラットに聞くと「実は隣の部署のあの仕事も気になっていて」という声が出てくることがあります。そういう声を拾ってチャンスにつなげていきたいですし、「じゃあそうするために今何を変えたらいいか」を一緒に考えると、本人の視座が一段上がる場面もあります。
──最後に、今後のキャリアへの展望と参加者へのメッセージをお願いします。
中村:入社後に「外から来た人にも耳を傾けてくれる環境」があると実感してきました。今後は、20代のうち仕事一辺倒でやってきた分、プライベートも仕事も貪欲に追いかけながら、自分の後ろに続く方々のロールモデルになれるようなキャリアを積んでいきたいです。
日立はキャリア採用を増やしている真っ最中で、活躍できる場は本当に幅広い。不安に思っている方にも、ぜひ安心して応募していただきたいですね。仕事もプライベートも諦めない、欲張りな方にとくにマッチする会社だと思っています。
兼松:今日参加されている方は、何かキャリアを変えたい、ヒントが欲しいという思いを持ってここに来てくださっていると思います。その「変えたい」という力を、ぜひ日立にぶつけていただきたい。個々人が変えたいと思う力が集まって今の日立の歴史が作られてきましたから、皆さんの多彩な経験を一緒に新しい変化の種として育てていけたら嬉しいです。
私自身は採用という枠にとどまらず、タレントマネジメントや人事制度改革など、従業員がより働きがいを感じられる環境をどう作るかという領域まで、対応できる幅をさらに広げていきたいと考えています。
赤城:日立は、頑張りたい人・前向きな人を積極的に支援する仕組みと風土がある会社です。やる気のある人は無条件でウェルカム。SEの立場から言えば、一つの技術にとどまらず領域を広げたい方、上流から下流まで一気通貫して関わりたい方、お客さまと一緒に価値をつくるマネジメントにも挑戦したいという欲張りな方にこそ来ていただきたいです。
2026年度は日立が大きく変革するタイミングでもあります。その波に乗って入社できるのは、タイミングとしてとてもおもしろいと思います。私自身も5年後には、今では想像もつかないキャリアを歩んでいたら楽しいな、という気持ちがあります。そうした自由な発想を忘れずに進み続けたいです。
※ 記載内容は2026年6月時点のものです